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大阪防衛協会(親会)総会 

カテゴリ:青年部会

6月8日新阪急ホテルにて大阪防衛協会の総会が行われた。大阪防衛協会は昭和39年(私の生まれ年)に松下幸之助氏が陸海空自衛隊の支援と防衛思想の普及を目的に多くの関西財界人を中心につくられた組織であり青年部会は大阪防衛協会を母体として平成17年8月に設立いたしました。

平成21年度の事業報告、決算報告、監査報告また22年度の事業計画、予算案などが審議された。
私どもも青年部会の活動報告と本年度の活動予定を述べさせていただいた。
活動報告で資料の用意が不十分で会員から異議があり猛省をさせていただいた。次年度は(親会)会員のすべての方に
私どもの活動を理解いただけるようにしっかりと準備をして総会に臨むことを約束させていただいた。
ご指摘いただいた先輩には心より感謝申し上げる。

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式典では国歌斉唱のあと井上会長の挨拶と陸上自衛隊から角南俊彦中部方面総監、航空自衛隊幹部候補生学校長の古賀久雄空将補、海上自衛隊阪神基地司令副長の山崎浩一1等海佐からそれぞれご挨拶いただいた。

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角南総監からは新しく出来た高知の駐屯地の話、古賀司令からは口蹄疫の問題で新田原基地から航空自衛隊も災害派遣で出動していること、また国民の支持と支援があっての自衛隊であることを力強く述べられ支援者としてもっと励まそうと思わせる素晴らしいスピーチであった。

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そのあとの記念講演は国家の品格の著者である藤原正彦氏の「日本のこれから」という演題で約90分お話をいただいた。会場は約280名の会員で埋め尽くされた。講演者はお茶の水女子大学の教授らしく見た目も「お茶の水博士」の様であった。

講演の要旨を箇条書きに記す。

・我が国の識字率の高さは素晴らしい ――江戸時代から2人に一人であった(ロンドンでも25~30%)
・数学分野のレベルの高さは江戸時代から、京都の数学者吉田光良など
・ノーベル賞受賞の13人のうち12人が日本で勉強、他のアジア諸国5人は全て外国でドクター取得
・フランシスコ=ザビエル「(日本では)金持ちが驕っていない、貧しい人が卑屈になってない」
 ヨーロッパでは貴族が権力・教養・金を独占している
・明治11年頃バーバーさんというアイルランドの宣教師「東北地方は貧しい、しかしよく働き礼節を弁えてる」
・チェンバレン「日本には貧しい人々はいる、しかい『貧困』がない」
・あらゆる外国人の感想で共通するのは「日本人はみんな貧しいけど幸せそう」―― 歴史上なかったこと
・法治国家は恥ずべき国、高貴な国は道徳とか倫理によって自己規制している
・20年前に実現した一億総中流(人類の夢)を壊してしまった、日本は「国柄」しかない国
・世界ダントツの初等教育が日本にはある
・日本がいちばんスゴイのが文学、そして芸術、次に数学、物理
・プニッツが発見したはずの「行列」は既にその10年前に関孝和が発見
・日本人は虫の音や4~5日で散る桜に人生を投影する
・外国人記者が東郷さんや乃木さんに参ったのは、その武士道精神
・「惻隠の情」が21世紀の世界をリードしなければならない
・欧米の<論理> <合理> <理性>に加えて、日本は情緒をもっていた

他国と比較して日本国民とその文化の優秀さを再認識しそれを誇りに思おうとすることが主な内容であったように思われる。
話の内容はとても興味深く数学者らしい論理の組み立てはとてもわかりやすかった。

しかしながら現在の国力は殆どその国の経済力と軍事力に依存しているのが現実でありその現実があるために我が国は隣国の脅威に現在直面している。国家に品格が必要なことはもっともなことであるがそれを持って国際的な発言権が強くなるという解釈には首をかしげた。国際関係は個人のそれと異なり、国益中心のより冷酷かつ現実的な関係である。品格は個人はもとより国家にとって大切な要素であるが、国際関係にとって国歌の品格はどれほど必要であるのかということを講演中ずっと考えていた。個人的に大相撲は我が国の品格を最も物語る文化であると感じている。

最後の万歳三唱はミカミ工業会長の三上雄太郎氏でいつも軽妙で含蓄のある挨拶は参加した者全員を幸せにしてくれる。
「本日参加した国会議員は選挙目当てでその人たちを決して総理大臣にしてはいけません・・・」など会場を大きく沸かせる挨拶はさすがである。御年80歳とは思えぬ矍鑠とした立ち居振る舞いにはいつも敬服する。

大阪防衛協会46年の歴史と組織を支え続けてきた先人に心から感謝する機会となった。

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