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中部方面隊音楽祭り 

カテゴリ:中部方面総監部

今回の日記は副会長の辻輝也が書かせていただきます。

2月27日(土)、尼崎市のアルカイックホールに於いて、中部方面隊音楽まつりが開催されました。
陸上自衛隊中部方面隊は、東海・北陸・近畿・中国・四国2府19県の防衛警備を受け持ち、日々訓練を重ねるとともに、国連平和維持活動や災害派遣活動に参加するなど広範囲に活躍されています。
この音楽まつりは、演奏等を通じて中部方面隊を広く紹介し、国民の自衛隊への理解と信頼を高め、一体感を深める目的で毎年開催されています。今年会場となったアルカイックホールは世界的指揮者小澤征爾氏も絶賛する建築音響を誇るホールで演奏への期待も一層高まりました。

今年のテーマは「躍動 輝ける明日のために」です。何と素晴らしい胸躍るテーマなのでしょう。出演する部隊は、伊丹の方面総監部直轄の中部方面音楽隊を始めとする5つの音楽隊、6つの太鼓隊、第14旅団らっぱ隊、そして陸上自衛隊少年工科学校ドリル部です。さらに、ゲストとしてお馴染みの関西外国語大学チアリーダー部パイレーツが花を添えました。

陸上自衛隊には15の職種があり、音楽科もそのひとつです。音楽科の使命は音楽演奏を通じて隊員の士気を高揚することです。他にどんな職種があるかといえば、地上戦闘の骨幹部隊となる普通科、戦車を操る機甲科、大砲やミサイルを操る特科などの戦闘部隊に加え、物資を調達する会計科、患者の治療や医療施設への後送を担当する衛生科などがあります。

中部方面隊歌の演奏で幕が開き、続けて会場を埋め尽くした1千5百人を優に超える聴衆とともに国歌が歌われました。

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第1幕の最初に登場したのは少年工科学校のファンシードリルでした。何と関西では初披露ということでした。
少年工科学校は中学を卒業して入学できる学校で、3年間かけて小部隊の指揮官となるべき教育を実施すると共に、通信制で高校卒業の資格を得ることができるようになっています。校風に「明朗闊達・質実剛健、科学精神」を掲げており、私見ですが日本で一番ぴりっとした学校ではないでしょうか。
この4月からは高等工科学校と名称が変わり、生徒の身分も「自衛官」から定員外の防衛省職員である「生徒」になるそうですが、良い伝統を継承して行ってもらいたいものです。ファンシードリル部は部活動のひとつということですが、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮する見事な演技でした。某国の軍事パレードのようなロボット的に一糸乱れずという域ではありませんでしたが、見応えのあるフォーメーションに祝砲発射(もちろん空砲ですが)と観衆を惹き付けて止みませんでした。

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らっぱドリル「無敵の鬼軍曹」は、戦闘服にヘルメットの出で立ちで隊員が登場し、抜群の臨場感でした。ホールに高らかに響き渡るらっぱの音もさることながら、隊員が合唱する歌声も聴衆の心の琴線に触れました。まさに躍動を感じる圧巻の演技でした。自衛隊音楽まつりの醍醐味ここに極まれりです。


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(関西外国語大学チアリーダー部パイレーツ)

自衛隊ならではのパンチの利いた演目に始まり、マイケルジャクソンや映画音楽といったポピュラーな曲に大迫力の太鼓演奏と色とりどりのプログラムが展開され聴衆は大喝采でした。中にはクラリネット22本によるアンサンブルという非常に珍しい演奏もあり、あらためてクラリネットの音色の豊かさを味わわせて頂きました。


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木琴等の打楽器のアンサンブルから始まったのがTV番組の主題曲としてお馴染み、葉加瀬太郎の「情熱大陸」。尼崎出身の画家・白髪一雄氏が描いた『祝いの舞』と題する情熱ほとばしる色鮮やかな緞帳をバックに、9人がテンポ良く演奏を始めました。そして、曲が中盤に差し掛かると、その象徴的な緞帳が上がり、バックの大楽団が合流し一気に曲を盛り上げました。全音楽隊総勢82名による力強い演奏でした。

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(クラリネット22本によるアンサンブル)

盛り上がりが最高潮のまま、聴衆も巻き込んでの「明日があるさ」の大合唱でフィナーレへと向かいました。あっという間の100分間。テーマであった躍動を十二分に感じることができ、明日への活力となった素晴らしい音楽まつりでした。


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